環境・エネルギー

環境・エネルギー

CO2削減に貢献する
先端材料・デバイス・プロセス

CO2削減に貢献する創蓄を中心としたエネルギー関連の新たな材料/デバイス技術の開発を行っています。
先端的な材料・デバイス・プロセス技術を起点に、次世代の事業に繋がるソリューションの創出を行い、サステナブルな地球環境の実現を目指しています。

ペロブスカイト太陽電池

ビル壁面やガラスなど、従来は設置が困難だった場所での高効率な太陽光発電を目指します

グリーン水素*製造デバイス

*グリーン水素:再生可能エネルギーを用いた水の電気分解により作り出した水素

従来必要であった貴金属材料の使用量を削減し、かつ高効率に水素生成を可能とするデバイスを実現することで、低コストな水素の提供を目指します

▲コア材料(NiFe-LDH)の水電解デバイスへの応用
  • 当社独自の貴金属フリー高活性アノード材料(NiFe-LDH)を開発
  • アニオン交換膜型水電解デバイス(膜電極接合体)で世界最高レベルの水素製造効率を実証済(ラボレベルでの効率74.7%@1A/cm2)
  • アルカリ型水電解デバイス(陽極)として、本材料技術を応用開発中

熱電変換材料

工場などからの排熱を電気に変えたり、少ない電力で精密な温度調整を可能にする、高効率な省エネデバイスを提供します

  • 計算機による材料シミュレーション技術を活用し、低コストで毒性の低い元素からなるn型Mg3(Sb,Bi)2を開発
  • 材料結晶中の欠陥生成機構と粒界散乱機構に着目した独自の電気伝導性制御手法により、高い熱電変換性能(400℃においてZT=1.6)を実現

全固体電池

従来のリチウムイオン2次電池を超える高出力、短い充電時間、安心・安全の電池を提供します

▲開発した固体電解質の結晶構造と結晶内におけるリチウム伝導パス
  • 高イオン伝導を示すハロゲン化物からなる当社独自の固体電解質を実現

    高い成形性と酸化耐性により正極活物質界面におけるイオン伝導を従来比*10倍向上

    * 硫化物系材料の固体電解質

  • 計算科学を用いた自動拡散経路探索による、高速なイオン伝導度評価手法を開発。

    従来の第一原理計算MDによる手法と同等の精度で4倍以上の高速化を実現

バイオCO2変換

空気中のCO2から植物成長を刺激/補助する生体分子群を合成し、農作物の収穫量増加とCO2の回収・活用に貢献します

▲空気中CO2の回収・活用と農産物生産力向上を同時に実現
▲Channel panasonic(動画)
植物の成長を加速させる「バイオCO2変換」