ゆらぎかべ / Breathing Wall
風にゆらぎ、思考を拡張する壁
娯楽、広告、ニュース、チャット、スケジュール…これからは自らスマートフォンにアクセスしなくても空間内のあらゆるデバイスが意味を持った情報を届けインタラクションをはたらきかけてくる時代です。 きっと人々の脳は時間の隙間をつくらず効率的に目的に向かって思考を回転させられます。 便利かもしれませんが、目的に一直線の思考は目的を超えることはないでしょう。 抽象的な思いにふけり、予想もできないようなひらめきや、覚悟を持った決意に出会うためには、脳の弛緩が必要だと考えています。
「風のゆらぎ」という人やAIでは規定できない不規則な現象を、情報過多な空間に注入することで、ふとした時にぼーっと抽象的な思いにふけるきっかけを提供します。
部屋の外を吹く風に反応し、風の動きだけを通過させ、静かに壁がゆらぎます。
デジタルが充満する空間、自然が不足する空間での活用をイメージしています。 未来の空間は、きっとデジタルテクノロジーで満たされます。 人をリフレッシュさせてきた自然界との距離は遠くなっていくでしょう。 TOUは様々な状況で「ゆらぎ」をもたらし、思考の拡張によって人らしいウェルネスを保つことに貢献していきます。
はたらく空間:窓のない会議室 / 閉鎖的なリモートワークの仕事部屋 生活する空間:マンションの高層階 / ビルの地下階 非日常な空間:密閉された病室 / 宇宙ステーションの居室
現時点では壁がゆらぐ仕組みを実装しており、屋外の風のセンシングにチャレンジしていきます。 また、部屋の外だけではなく、リゾート海岸など遠隔地の風に反応させることも検討できます。 ガラスの床の下に敷き詰めて水面の動きに反応させるなど、壁以外の面に対する拡張も検討できます。 小型化して、ポータブルなランダム家電として展開することも検討できます。
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