Spatial Animacy

Kinetic Origami Surface / 折り紙特性を利用した動的構造

空間との身体的なつながり

ストーリー

私たちは空間を形成し、そして、空間も私たちを形成しています。
このような中で、多くは数値に落とすことができ、そのデータの流れは絶え間なく続いています。
もし、デジタル技術が私たちの物質的環境に更にいきわたっていくと、どのような世界になるでしょうか。
そのような世界では、テクノロジーは自然の一部となります。
そして、自然の一部となったテクノロジーは、私たちを感知し、
また私たちはそこにテクノロジーの生を感じ、新しい空間体験ができるようになるでしょう。

コンセプト

有機的で生命的な動きとなるキネティック・ボキャブラリー(動的パターン)により、
私たちは自身の存在を物質的な空間の変化に変換し、自身の存在と空間とを穏やかに共鳴させ合います。
『Augmented Materiality』とアニミズムの概念により、人間と空間が融合され、感覚的で瞑想的な空間を体験することが出来ます。

機能

Spatial Animacyは、ユーザーの空間内における位置や姿勢を感知し、
人間の運動感覚に訴えかけるような、一定の動きとは異なる生命的な動的パターンを生成します。
これにより、周囲の物質的な空間そのものが生きているように感じられ、周囲の環境との一体感や臨場感を高めることができます。

利用シーン

未来の生活空間、職場、店舗。
また、パフォーマンスやメディアアートのステージデザインとしても活用が考えられます。

ユースケース例

日々の活動を刺激し、豊かにしてくれる生活空間において、様々な使い方が考えられます。

今後の展開

部屋全体を覆うようにスケールアップ、感性的なインタラクションのためのキネティック・ボキャブラリー(動的パターン)などの開発。
そして、さまざまなシーンにおけるさらなる実証、社会実装。

In collaboration with

KEIO MEDIA DESIGN

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 Embodied Media Project
(Embodied Media Project, Keio University Graduate School of Media Design)
URL: https://www.kmd.keio.ac.jp/ja/ , http://embodiedmedia.org

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