cocoropa

Co-presence Sensory Communication with Robotics Partner

離れて暮らす家族との「想い」をつなげるロボット

ストーリー

現在の情報社会では、電話、メール、SNSなど、様々なタイプのコミュニケーション手段が世の中にはあふれています。
これらはテキスト、声、写真、動画などの豊富な情報を相手に伝えることができます。
一方で、こうした便利なコミュニケーション手段は時として人々の負担になることがあります。
例えば、離れて暮らす親子のコミュニケーションというシーンにおいてお互いの様子は気になるけれども、
「すぐに返信しないと不安にさせてしまう…」、「急に連絡をしたら迷惑になってしまいそう…」、
などのネガティブな気持ちから連絡を遠慮してしまうことが考えられます。
そのような気持ちを和らげ、もっと簡単に、相手に気を使うこともない、
でも想いだけは交わすことができる新しいコミュニケーションが出来ないか?
そのような想いから開発されたのがcocoropaです。

コンセプト

お互いが持つ同じロボットの頭をボタンのように押し合うことでロボットの腕を動かし合う1日1往復の非言語コミュニケーションで、毎日のゆるい繋がりを支援します。

プロトタイプの機能

ロボットは2台1セットで動きます。
①ロボットは両手を下げた状態から始まります。
②一方のロボットの頭を押すと、2台のロボットが連動して右手を挙げます。
③返事をする形でもう一方のロボットの頭を押すと、2台のロボットが連動して左手を挙げ、両手で○をつくります。
④朝になると両手を下げた状態に戻ります。

利用シーン

ロボットを親子それぞれの家に1台ずつ置きます。
ロボットの頭を押すことで、行ってきます・行ってらっしゃい、元気かな?・元気だよといったお互いの思いを伝え合います。

ユースケース例

離れて暮らす親子
独居老人とその家族
入院患者とその家族
遠距離恋愛中の恋人同士

今後の展開

一般家庭を対象とした長期実証実験により、想定したコミュニケーション支援が有効であるかを調査します。
連絡を取り合う人同士が共在感覚や親近感をより感じられるようなインタフェースの開発に取り組みます。

MEMBERS

鈴木 聡 鈴木 聡
リーダー
鈴木 聡SUZUKI SATORU
今岡 紀章 今岡 紀章
今岡 紀章IMAOKA NORIAKI

In collaboration with

筑波大学 人工知能研究室
URL: https://www.ai.iit.tsukuba.ac.jp/index-j.html

CONTACT

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