幸せの追求に役立つテクノロジーを目指して、ロボティクス技術と社会の新しい関係性に取り組むパナソニックの「Aug Lab」。さまざまな分野における実践者を共同研究のパートナーとして迎え、より多角的な視点で未来の暮らしの姿を描いている。
自然への敬意を持ち、保護するための知見の継承と経済合理性との両立を目指して技術開発に取り組む株式会社イノカは、コンピューターサイエンスの力によって水槽の中に遠方の海と同じ環境を作り出す「環境移送技術」を確立。Aug Labでのパナソニックとの協働は、さらにどんな展開を視野に入れ、またどういった課題解決を可能にするのか。同社代表取締役CEOの高倉葉太さんに、未来への展望と合わせて伺った。
インタビュー:西村勇哉(NPO法人ミラツク代表)
西村さん:まずはイノカについてお聞かせください。
高倉さん:株式会社イノカは2019年の4月に創業したベンチャー企業です。海洋生態系の基礎研究を行い、サンゴ礁が生息する海を人工的に再現した「環境移送技術」という独自の技術を研究開発しています。その技術を活かして、都内などさまざまな場所に実装したり、自然環境の大切さを広く伝えることもしています。
生きているサンゴって、普段の暮らしではなかなか見る機会がないんですよね。水族館でも見るのが難しいものですし、本物の生きたサンゴを見せられるという強みを活かして、子どもたちなどに向けた教育プログラムを提供したりもしています。
サンゴは「滅びゆく生物」とも言われているんです。海水温度の上昇に伴い、ほんの20年後、2040年にはもう8〜9割が死滅の危機があるとも言われてるのですが、僕らはそれを救いたい。そこで色んな研究者の方々などと一緒に、完全な閉鎖環境で、実際の海洋ではできないような細かい研究を一緒に行なっています。
創業した背景にあったのは、「サンゴってこんなに面白いのになんでみんな見てくれないだろう」という問いでした「とにかくまずはきれいなサンゴを見てもらおう」と考えて会社を始めたところから、色んな研究者や団体企業などからいただいた機会のおかげもあって、現在に至ります。
弊社には世界で唯一の、CAO、チーフアクアリウムオフィサーがいます。私自身も含めて、アクアリウムを自宅などで行う人を「アクアリスト」と呼ぶんですが、これまではただのオタク的に捉えられていたアクアリストたちの技術と知見、そして生き物自体の面白さ、そういうことを伝えていこう、と考えたのが創業の経緯でもあります。
生きてるサンゴは植物なのか、動物なのか
西村さん:サンゴ礁って、見たことがある人もせいぜい海に潜ってちょっと上から見たことがあるぐらいかもしれません。実際はどんなところがサンゴ礁の魅力や面白さなんでしょうか?
高倉さん:サンゴにも色々な特徴があって、話し始めると1時間ぐらい掛かるので短くまとめますが、まず、サンゴは動物です。植物だと思ってる方が多いので、まずはそこに一つ目の面白さがあるでしょう。動物といっても植物の性質を持っている生き物でして、体の中に褐虫藻(かっちゅうそう)という植物プランクトンを宿し、その植物プランクトンが光合成をするエネルギーを分けて体を成長させています。いわば、光合成をする動物。非常に稀な生き物ですね。
高倉さん:また、色とりどりなカラーバリエーションもサンゴの特徴です。緑っぽい色や赤っぽい色など、サンゴがいろんな色に見えるのは蛍光タンパク質と呼ばれるタンパク質を含んでいるからなんです。見た目がきれいというだけではなく、実はこのサンゴの蛍光タンパクは今、人間のガン治療に活かされています。サンゴの研究はこうして見えないところで人々の生活を支えているのですが、それでもまだまだサンゴについてわかっていないことは多いんですね。僕にとっては未知の世界があることも生き物の面白さで、これをぜひ多くの人に知ってもらいたいとも思います。
そしてサンゴの最大の特徴は、まるで樹木のように体を伸ばしていくことです。海藻も体を大きくしますが、サンゴの場合は複雑な地形を構築して、例えるなら海の中に森を作ることもできるような成長を見せる。これは恐らく、唯一の海洋生物の特徴です。サンゴ礁は海の中のたった0.2%の面積しか存在していませんが、でも全海洋生物の25%はサンゴに依存して暮らしています。これは本当に、サンゴが海の中で貴重なインフラとして活躍している証拠であり、実に面白い動物だと思いますね。
イノカの取り組みとパナソニックとの可能性
西村さん:サンゴ礁の面白さをどう伝えるか、ということもイノカの一つの目的であるわけですね。では具体的に、イノカの主な取り組みについても教えてください。
高倉さん:まず1つは「サンゴ礁ラボ事業」です。現在SDGsへの注目が高まり、環境問題への意識の高まりもあって、環境教育とは少し異なる価値を提供しています。我々が目指しているのは5年前、もしくは10年前で言うプログラミング教室のようなものです。将来的にはきっと公教育に落とし込まれるはずだと思うくらい重要な視点を、東京と横浜の拠点で毎月1回、子どもたちを集めて、学習塾のようにサンゴ礁について学ぶ場を提供しているんです。
生きたサンゴ礁の水槽で、実際に触ったり匂いを嗅いだりといった体験を通して、様々な観点で海について学ぶもので、すでに生徒数は100名ほどになりました。イノカにとってはTo Cのビジネスであり、収益基盤とも言える大切な事業です。また、常設型のラボプログラムだけではなく、商業施設などで週末のイベントに出るような出張型の事業も展開しています。
もう1つの事業の柱は「海洋研究プラットフォームの提供」です。我々は水槽の中でサンゴが増え過ぎてもいるので、サンプルとしてご提供したり、実験環境の提供やデータの取得などを行なっています。
これまでサンゴの研究をしようと思ったら、沖縄に行って琉球大学の施設を借りて色んな許可を取ってからやっと始められたことも、一気にハードルを下げることが可能になります。こちらも多くの企業や団体からご依頼いただいて、最近はJFEスチール社と鉄鋼スラグという鉄の副産物を用いてサンゴ礁保全技術の開発を行ったり、日焼け止めの影響評価をすることなどに取り組みました。
西村さん:今回パナソニックとの連携で取り組むことは、この2つの事業の延長上なのでしょうか?
高倉さん:今回は教育事業の延長と言えると思います。サンゴ礁を物理的に所有することは、楽しい学びもあるけど簡単ではないのも確かで、そのため、どうしても教育感度の高い一部のご家庭など、意識を高く持っているお子さんにしか届けられていませんでした。しかし違う表現をしながら、広く大衆に伝えていくことをしていかないと、いつまでも海の生き物が好きな人たちだけで集まっているような状態になってしまうと思ったんです。
イノカとしても、環境保全と経済合理性を両立させるためには世論形成をした上で、ルールメイキングをしていく必要も感じています。会社としての戦略で、サンゴ礁を守ることがビジネスになるように、さらに色んな人にサンゴ礁のことを知っていただくためになることを提案させていただきました。
西村さん:それは、これまでの取り組みから、重要性を感じられたからですか?
高倉さん:そうですね。例えば「サンゴに優しい化粧品を作りましょう」とか「サンゴにとって良いことをしましょう」といった提案をしたとしても、購買層からのニーズを実感していなかったら企業も投資に踏み切れない、という現実を感じたことがあります。また、我々独自のアンケート調査でも、生物多様性という概念を正しく理解している人はまだまだ多くなく、言ってみれば海に対する思いも薄いと思うんです。
日本は島国で、領海が領土の12倍もあります。しかし、まるで欧米のような大陸に住んでるかのような認識で暮らしてる人が多いようにも感じてしまう。「うちはサンゴ関係ないから」なんて言われる度に、もっと海に対して目を向けていただきたいと感じる瞬間もありました。
西村さん:なるほど。以前、日本企業のSDGsへの取り組みに関する意識調査で、17項目のどれに関心があるかを調べた結果、14番の「海の豊かさを守ろう」は下から3番目だったことに驚いたことがあります。北米やユーラシア大陸のど真ん中で海が縁遠いわけでもなく、島国の日本なら、ほとんどの人が人生で一度は海に行ったことがあるはずなのに随分と関心がないんだな、と。
だからこそ高倉さんたちも、せっかくこの環境にいるんだし、興味を持ってみましょうよ、とこうした取り組みをされるんですね。パナソニックとの予定について、もう少し教えていただけますか。
高倉さん:はい、現在「マインドトラベル」というプロジェクト名で進めています。これは、イノカの真っすぐすぎるほどの思いを、もっと色んな人に届けるために議論した中で誕生したものです。最初は、とにかく我々の水槽を新しい体験に活かしてもらいたい、と考え始めたときに、僕がぽろっと「ヤドカリ視点でサンゴの映像とか見てもらいたい」という話をしました。それは、色んな視点や観点でサンゴを見てもらうことによって、自然に対する新しい認識になると思ったからです。そうした体験を叶える、インスタレーション作品にすることを考えています。
具体的にはまだ検討中のことも多いのですが、密閉空間で、球体のようなものをイメージしています。例えばそれを街のど真ん中に急に置いて、中に入ると一気に、プロジェクト名のごとくマインドトラベル、つまり一気に別世界に引き込まれるようなものがいいな、と。そこに色んな視点から撮ったサンゴ礁の映像が流れてくるような。サンゴの大切さにも触れて、それらを通じて、改めてご自身の時間や生活などを見つめ直せるような、そういう体験のインスタレーションをイメージしています。見るだけではなく、持ち運べたり体験できるような形にして、海とのしっかりとしたつながりを叶えるものにしたいですね。
西村さん:サンゴを水槽の外から見るのではなく、色んな角度からだったり、距離感や視点を新しくするようなイメージですかね。
高倉さん:そうですね。空間的なことに加えて、時間的な部分も視点を変えていきたいです。サンゴは見た目の動きがないので、わたしたち人間にとって、動かない生き物を動物だと認識しにくいんです。そこで、時間を飛ばしていくことで、サンゴの生命力を感じてもらったりできるといいですよね。
最初は、マクロな視点からサンゴを見てもらいたいので、できれば沖縄か鹿児島の先生方にご協力をお願いして、海の上から見るサンゴ礁、あるいは海の中で見るサンゴ礁など、趣向を凝らして映像を撮りたいと考えています。
西村さん:映像でのアプローチとは、これまでのイノカと少し趣向が変わりますね。生のサンゴと、映像にすることの違いについてはどう考えられてますか。
高倉さん:そこは色んな人のお力をお借りして、僕らからは水槽の知識や海の知識、サンゴの知識をご提供することで、いい映像を作成いただいています。イノカ自身がすごい映像技術を行うというよりも、イノカはサンゴを見る観点などをお伝えしているイメージですね。
西村さん:パナソニックとはどんな協力関係を予定しているのでしょうか。
高倉さん:「スペースププレイヤー」という、パナソニックさんの小型で高明瞭で、映像のリンクなども可能なプロジェクターを使わせていただいています。イメージしてるものを実装しようとすると、結構大掛かりでゴツくなりがちだったので、きれいに見せられるのがとてもありがたい技術提供をしていただきました。
構想段階にあることは、このスペースプレイヤーを複数台使って、マインドトラベルと同じインスタレーションをどこでも再現可能にできるかどうか、です。例えばまずは東京で、六本木か虎ノ門あたりで開催できないだろうかと話しているのですが、それが成功できたら、次はニューヨークやパリなど、マインドトラベル自体を世界中にトラベルさせたいです。
本当は医療用の内視鏡とかを水槽に入れて映像をブラッシュアップしたいのですが、今それはまだ難しそうなので、何かパナソニックさんの技術で別の施策を考えているところです。
西村さん:なるほど。水槽にはLEDなど照明もけっこう使いますよね。照明と言えばパナソニックの最初の事業ですし、照明でのコラボレーションなども可能性あるのでしょうか?今岡さん、いかがですか?
パナソニック今岡:そうですね。どうやって人の心に向けてアクチュエーション(動作)するのがいいか考える必要はありますが、パナソニックの商材としては今西村さんが仰ったような照明、あるいは映像への落とし込み、または、空調みたいなこともできるかもしれませんね。
パナソニックは暮らしのシーンでも色々なものを持っていますし、今回のスペースプレイヤーなどは人の心に働きかけやすい。お互いの相性の良さを感じながら聞いていました。
西村さん:なるほど。ただの映像作品とは違い、そこに水槽があって生物が入ることで、新たな気づきが含まれる映像になりそうですね。
高倉さん:やっぱり生きてますからね。ただの映像の中で、それもどこに存在してる水槽かわかんないものだと感情移入するのは難しいと思うので、これが虎ノ門に実在するサンゴの水槽だということもしっかりと伝えていこうと思います。あと将来的にはリアルタイム性も実現したいですね。生き物なので狙い通りの動きをしてくれるわけではない、という難しさはありますが。
西村さん:サンゴの動きとは、どういう形で見せることが可能なんですか?
高倉さん:簡単にいうとまず昼と夜とではちょっと様子が変わりますね。夜になると、動物プランクトンを捕食するために触手を出して、捕まえた動物プランクトンを食べるという動きがあります。あとはサンゴの上にエサを置いておくと、触手で持って自分の口に運んで食べる動きを見せてくれたり。
あと一番はやはり成長していくことでしょう。どんどん大きくなっていくので、もうひたすら定点カメラでサンゴを撮り続けて「やっぱり生きてた」「成長してる」といった体感を見せることができたらいいですね。
西村さん:産卵はどうですか?
高倉さん:確かに産卵は動物であることがわかりやすいですね。
西村さん:日々の行動と、周期的な行動、そして産卵、と。ちなみに撮影するのはサンゴ礁ですか、それとも、ぐっとサンゴ単体に寄って撮影するのでしょうか。
高倉さん:もしかしたら最終的にはサンゴになるかもしれないですけど、最初はマクロな視点とかから撮っていくので、サンゴ礁自体も捉えますね。
西村さん:イノカとしても、サンゴというよりサンゴ礁に生態系の面白さがあるという感じでしょうか。
高倉さん:サンゴの一番のすごいところだとも思いますし、我々も決してサンゴ栽培屋さんではなく、サンゴ礁の生態系を再現する技術を持っているわけなので、やはりサンゴ礁ですね。
西村さん:では、このプロジェクトが順調に進んだ先には、どういったプロトタイピングや展開が考えられるのでしょうか。
高倉さん:インスタレーションがアート的に設置されていることも良いと思いますし、より色んなところで簡単に楽しむことができるようなパッケージなどもご提案できるといいかな、と。あと先ほど海外に持っていくことなども話しましたが、重要なのは色々な人に見ていただくことだと考えています。よりメジャーにしていくための、マスプロダクト版みたいなものを作れると面白そうですよね。例えば、おうちプラネタリウムのような発想で、この箱を置いておくとサンゴの体験ができる、といったような。
ただサンゴの魅力を伝えたいわけではない。その本音とは。
西村さん:高倉さんたちの取り組みによって、サンゴの面白味を知ってもらった先には、どういう世界観があるのか気になってきました。この面白味に気付いた人たちに、その後どうなっていって欲しいですか?
高倉さん:生物多様性の正しい理解と、主体的な発信ですね。興味をもってくれたら、どんどん色んな情報をチェックしてもらえると良いと思います。僕たちのサンゴ礁ラボに来てくれることも嬉しいことですが、それも結局入り口ですし、伝えられる情報量にも限界があるからです。それと、楽しんでいる人の声が集まることはとても意味があるので、SNSでの発信も大事ですよね。
西村さん:興味をもった人の展開としては、生物の面白味か、サンゴの魅力発掘、もしくは海洋への興味といったことでしょうか。あとは化学や技術的なことに惹かれる人もいるかも知れないですが、何が理想的だと思いますか。
高倉さん:そこはやはり「サンゴって面白い」と思ってもらいたいのですが、でも一過性で終わられるのは困るので、やはり自然への興味関心だと思います。今回パナソニックさんと話したテーマも、自然とのインタラクションをどうやって新しくデザインするかということでした。
人間と自然のインターフェースはあるようでないというか、今回の取り組みでも人間と自然の間に1つインターフェースを挟んだような形になっています。最初はそれがきっかけになると思うんですが、だんだんとインターフェースがなくとも、その辺の草とか木とかを見て、ちゃんと色んなことを感じられるようになってほしいですね。
「この草はなぜこの形なのか」とか「最近この木が少し変わったな」とか、そうした視線を持つこと。今はやっぱり、ちゃんと地球や自然を見つめ直すことが特に必要なんじゃないかなと思うんです。
高校生とかすごく若い世代も熱い思いを持って環境問題に取り組んでるんですけど、もしかしたらメディアが言ってたことを完全に鵜呑みにして活動をしている人も少なくないと感じています。それよりもしっかり自分の目で見て考えて判断できる人を増やしていきたい、という思いは根本にありますね。自然を見る目を持って、見る目を肥やしてほしいのが本音で、ただ「サンゴ面白い」とか「自然が面白いな」という人が増えればいいんじゃないと思っています。
パナソニック今岡:高倉さん個人が、サンゴに関して一番幸せを感じるのはどんな時なんでしょうか。
高倉さん:普通にぼーっと眺める時はもちろんですし、あとは成長を実感する時ですね。遠目に見て「魚たちが優雅に魚が泳いでるな」とか、その背景にサンゴが見える時もいいのですが、毎日しっかり見て確認していることは、昨日よりも成長してるとか、日々の動きや変化を感じることです。癒やされているのかどうかはわからないんですけど、でもサンゴの産卵を確認したときはどんな受注よりも嬉しかったので、サンゴを扱う上での特質的なポイントだとは思っています。
パナソニック今岡:サンゴは1日で結構変化するものなのですか?
高倉さん:そうですね。うちのCAOが「サンゴの表情」について語るのですが、僕もそれがわかるようになってきました。ちょっと弱ってきたサンゴをいい環境に入れてあげると、翌日すごくいい感じに元気になってるのを感じたりします。やはり状態のいい水槽だとすごいスピードで成長するんですよ。
パナソニック今岡:今日お話を聞いてて、本当にすごくお好きなんだなと感じられて、是非今回のプロットにもそうした思いを表現にしていただけると、きっととても良いものになると思いました。
高倉さん:ありがとうございます。
西村さん:高倉さんたちは、環境問題は視野に入れつつも、でも森林ではなくサンゴだ、とご自身たちの熱意や愛が溢れてるのが素晴らしいと思いました。理屈じゃない愛情やこだわりが、これからの作品を通して伝えられると良いですよね。制作を終えたら、またお話を聞けることを楽しみにしています。
【会社概要】
株式会社イノカ(Innoqua Inc.)
沖縄のサンゴ礁をはじめ様々な生態系を都会のビルに再現する独自の「環境移送技術」の研究開発、社会実装を行なっております。
環境移送技術によって作った人工サンゴ礁を、実験環境として企業や研究者に提供し、海を守る研究を加速させる海洋研究プラットフォーム事業を展開しています。
また、仲間を増やすため、本物の生態系を見せられる強みを活かした教育事業を展開しております。
https://corp.innoqua.jp/