お客様の声
2025.09.26

多職種協働で転倒予防を目指した試み~Walk training robo®を使用して~(社会医療法人石川記念会HITO病院 様)

歩行トレーニングロボットを導入頂いている社会医療法人石川記念会HITO病院 様が、第11回地域包括ケア推進病棟研究大会にて「多職種協働で転倒予防を目指した試み~Walk training robo®を使用して~」というタイトルでご発表されました。

第11回地域包括ケア推進病棟研究大会「多職種協働で転倒予防を目指した試み~Walk training robo®を使用して~」より抜粋
所属:社会医療法人石川記念会HITO病院リハビリテーション部、看護部
発表者:曽根眞希、藤川智広、細川明美


概要

対象者

  • 対象者:地域包括ケア病棟で、退院に向けて歩行再獲得が必要な転倒リスクの高い男性6名/女性3名
  • 平均年齢:88.5±6.5歳
  • 実施内容

    結果

  • 全ての項目において有意な差を認め、ロボットのドロップアウト率0%
  • 地域包括ケア病棟での転倒・転落数も減少(9件→3件)
  • センサーマット除去1名(≒介護負担軽減)
  • 考察

  • ロボットにより高齢者の転倒要因となる筋の活動量が増加したため
  • ICTの活用による多職種協働でリハビリ視点のトレーニングを実現するとともに、リハビリ時間外の身体活動量が増加し、運動習慣が定着したため
  • 詳細

    【対象者】
     2025年1月~4月にかけて、地域包括ケア病棟に入棟され、  CorobanⓇアラートが発生し、離床センサーを使用していた9名(男性6名/女性3名)

    【平均年齢】
     88.5±6.5歳

    【疾患内訳とマルチモビディティ数】
    *日本プライマリ・ケア連合学会のシステマティックレビュー上位20疾患を採用
     整形外科疾患:2例(4つ、3つ)
     中枢神経系 :3例(6つ、3つ、2つ)
     呼吸器疾患 :3例(6つ、5つ、2つ)
     廃用症候群 :1例(3つ)

    【センサーの種類】
     センサーマット8名、センサーベッド1名

  • B項目(移乗):1点8名→6名 0点1名→3名
  • センサーマット除去 1名※
  • ロボット実施期間中の転倒・転落件数1名
  • 3b以上のアクシデント0件
  • ※センサーマット除去=身体機能が改善し、歩行時や離床時の介助や見守りが不要になる→スタッフが病室に行く必要がなく負担軽減に


    HITO病院様、誠にありがとうございました。

    社会医療法人石川記念会HITO病院 様
    〒799-0121 愛媛県四国中央市上分町788番地1
    http://hitomedical.co-site.jp/