2023.06.12
歩行トレーニングロボットをきっかけに活動的な日常へ。
介護老人保健施設様での事例をご紹介いたします。
長期目標 在宅復帰後も運動を継続して活動的に過ごすことができる。
歩行トレーニングロボット利用前のS様の状態
・80歳前半・男性・要介護2
・歩行はふらつきやつまずきがあり付添いが必要でした。
入居前の生活では杖の使用を勧めるも定着せず家族は転倒に対して不安に感じていました。
・自宅・入居時ともに椅子やソファーでくつろぐことが多く、活動量が少ない状況でした。
2022年4月時点
短期目標 安定した杖歩行の獲得と運動の習慣化。長期目標 在宅復帰後も運動を継続して活動的に過ごすことができる。
・歩行トレーニングロボットを使用して、目標距離を200mに設定した歩行練習を実施。
入居中に運動が習慣化されて、ロボットのほか、フロア内歩行、平行棒を利用した立位運動など自主的、かつ、意欲的に取り組む姿が見られるようになりました。
歩行の際に左側へ重心が傾きやすい状態であったため、モニターに表示される重心の傾きの程度を確認してトレーニングをすることにより、つまずきやすい右足が高く上がるようになりました。 歩行トレーニングロボットは、歩行量や傾きなどがモニターに表示されるので歩行結果が目に見てわかるメリットがありモチベーション向上につながっています。
歩行トレーニングロボットをきっかけに歩行量が増え、杖の使用が定着したことも重なり、ふらつきやつまずきは減少しました。 付添いが必要だった屋内移動は自立した歩行が可能になり、ご本人からは「足の動きが良くなってきた」と実感のお声が聞かれています。
約5週後に在宅復帰されました。ご自宅へ戻られてからは併設の通所リハビリを週2回利用され、リハビリの一つに歩行トレーニングロボットの使用を継続しています。
事例のご紹介、誠にありがとうございました。