2023.05.17
身体面だけでなく、気持ちの面でも前向きになりました。
特別養護老人ホーム様での事例をご紹介いたします。
歩行トレーニングロボット利用前のN様の状態
・90歳後半・女性・要介護3
・体調を崩してから5~10m程度歩くと息切れがあり、主に車いす移動となっていた。
・部屋に閉じこもり傾向で、精神的に不安定な面が見られる。
短期目標
歩行器歩行(見守り)、離床時間の拡大(4時間→7時間)
長期目標 押し車歩行(見守り)、他のご入居の方々と交流を図る。
長期目標 押し車歩行(見守り)、他のご入居の方々と交流を図る。

・歩行距離5~10m×1セットで開始。高齢のため負荷量に注意しながら徐々に距離・セット数を増やし、約1ヵ月間で連続歩行距離を40mに伸ばしている。
当初は、5~10m程度歩くと息切れがみられましたが、負荷量に注意しながら少しずつ日常生活の中で歩行練習を行ううちに、徐々に歩行距離が増え、 今では介助付きで食堂の席からトイレ間(片道20m程度)を往復できるようになりました。また、歩行ロボットの特徴でもある、 音楽が鳴り楽しく歩行練習できることや歩行距離を本人が見えやすくなることでトレーニングへのモチベーションが上がりました。 さらに、ロボットを利用する前はベッドの上で休まれることが多かったですが、離床時間も3時間程増え、 レクリエーションへの参加や他のご入居の方々との会話や交流もみられてきています。
重度の方が多い、特別養護老人ホームでも十分に効果が得られた事例です。
事例のご紹介、誠にありがとうございました。