ご利用いただいている、医療法人社団凜和会 介護老人保健施設フォレスタ藤枝様にインタビューさせていただきました。

── 貴施設では、どのように歩行トレーニングロボットを活用されていますか?
デイサービスと入所の方で十数名、平均週2~3回使っていただいています。主にリハビリを目的として使用しています。
── ご利用者様からのお声はいかがでしょうか?
距離や歩行・体の傾きが画面に出るので、それがモチベーションの向上に繋がるようです。また、あと何分・あと何mなどの表示も出るので、最後まで頑張ろうと思われる方が多いです。
歩行トレーニングロボットの丸みを帯びたデザインに惹かれて、自らやってみたい仰られる方もおられます。このロボットを使うと自分も歩けるようになるんじゃないかと、意欲が湧いてくるようです。
── 自らトレーニングをやりたいと声が上がるのは珍しいことでしょうか?
新しい機器を導入すると、他の方が使っているのを見て、やってみたいと仰られる方は多いです。歩行に関しては初めてこのようなロボットを導入しましたが、興味がある方は特に多いですね。
歩行トレーニングロボットを使うことが今は難しい方でも、まずは平行棒でトレーニングを始めて、早くこのロボットを使えるようになりたいと仰っている方もおられます。


── 歩行トレーニングロボットをお使いいただいて、効果を感じることはありますか?
はい、歩行距離は伸びた方がいます。また、歩行スピードもゆっくりではありますが、上がっている方もおられます。
あるご利用者様は、月曜日から金曜日まで毎日使われていて、歩行のスピードは確実に上がっています。
── 変化が見えやすくなった、ということでしょうか?
体力測定として、私たちは10mの歩行スピードや6分間の歩行距離を測りますが、その時々の体調や気分の変化によってもデータが変わるため、再現性が低いこともあります。
このロボットを使うことで毎回のデータが残り、平均値やその経過も分かるので、確実なデータになると思います。
── 歩行トレーニングロボットの他のご活用方法はありますでしょうか?
デイサービスのご利用者様は、ご自宅での生活がメインになるので、生活の基本である歩行訓練には力を入れています。
なので、リハビリだけではなく歩行訓練として、例えば、一日一回この歩行トレーニングロボットを使って介護士と一緒に歩くなど、もっと使っていきたいと考えています。
医療法人社団凜和会 介護老人保健施設フォレスタ藤枝 様
〒426-0033 藤枝市小石川町2-8-13
http://www.forestafujieda.jp/