お一人おひとりに寄り添った個別機能訓練の実現や多職種連携に役立っています

  私達の施設では、ご入居者それぞれのニーズをお聞きして、お一人おひとりに合わせた目標を設定し訓練を行っています。 例えば「近くのスーパーまで◯mなので、これぐらいトレーニングしてみましょう」といったように、 お一人おひとりに寄り添った個別機能訓練を実施しています。
  歩行トレーニングロボットは数字が出るので、客観的な把握に役立っています。 さらに、記録が自動的に取れるので、業務効率改善にも繋がっていると感じています。 機能訓練指導員・介護職間の日々のコミュニケーションで気づきを共有し、目標達成までのステップをデータで共有することで、多職種連携がより深まっています。

 平行棒や手引歩行の方も歩行トレーニグロボットをやってみたいとお声がけいただくこともあり、施設内に活気が出てきています。 今は個別のリハビリテーションで利用していますが、今後は自主トレなどにも展開できるようにしていこうと考えています。

 96歳の男性は、週2回、最大負荷の「かなり重い」で100mのトレーニングをされています。昨年夏に転倒で大腿骨を骨折され、退院後に施設に戻ってこられました。 元々杖歩行をされていたので、当初は歩行車の利用に抵抗がおありでしたが、ロボットを使ってトレーニングするうちに歩行車にも慣れ、今では歩行車で安定して歩行されています。