やってみたいという気持ちが引き出され、機能訓練の取り組みがスムーズに

　介護ロボットやICT機器を積極的に導入しており、今回、歩行トレーニングロボットを導入しました。 比較的デイサービスでの利用が多いですが、特別養護老人ホームでも利用しています。
歩行トレーニングロボットを利用している方を見て、「私もやってみたい」と仰る方は多いです。 ご高齢の方への機能訓練は、モチベーションの維持がとても重要な部分なので、「使ってみたい」というポジティブな気持ちを持つことで、機能訓練に取り組みやすい と感じています。 このロボット一台で、幅広い対象の方に歩行訓練をしていただけるのも良いところだと思います。 トレーニングの開始時にはご自身の名前をタッチしていただくのですが、これによってこれから自分独自のトレーニングが始まるんだという認識に繋がっているようです。
　 パーキンソン病がおありの方は、身体の調子によっては、足がすくみ前に倒れそうになってしまうこともありますが、 このロボットでは身体の傾きが表示されるので、ご自身での把握やバランスを保ったりする動きに繋がり、安定した訓練に繋がると考えています。 日ごとの体調のばらつきにも、幅広く対応できる機器だと思います。
また、トレーニング結果が自動で記録されるのがスマートで、非常に短い時間でデータを出力できるのは、とても助かっています。