2024.10.21
受賞・表彰

「溶接深さの全数保証を実現する微細レーザ溶接計測技術の開発」で第73回電機工業技術功績者表彰 最優秀賞を受賞

計測・解析 加工プロセス技術 製造 受賞・表彰

パナソニック ホールディングス株式会社は、一般社団法人日本電機工業会(以下、JEMA)が主催する「2024年度(第73回)電機工業技術功績者表彰」において、当社傘下のパナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社と共同で開発した『溶接深さの全数保証を実現する微細レーザ溶接計測技術の開発』の功績で最高位の「最優秀賞」を受賞しました。

溶接深さである加工により溶融した金属が蒸発することで形成される微小なキーホールの深さの計測にOCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層法)(※1)を用いた光干渉計測技術を開発し、リアルタイムで高精度な非破壊での溶接深さ計測を実現することにより、シングルモードレーザによる溶接深さの全数保証(世界初(※2))を実現しました。今後は車載電池や電子デバイスなど微細溶接分野への適用が加速するものと期待されています。

※1 OCT(Optical Coherence Tomography)とは光干渉断層法のことで、測定対象物(物体)からの物体光と参照ミラーからの参照光を干渉計測することで、距離を求める仕組みです。

※2 2023年10月当時、当社調べ

最優秀賞受賞案件

受賞題目 「溶接深さの全数保証を実現する微細レーザ溶接計測技術の開発」
受賞者 パナソニック ホールディングス株式会社 MI本部 マニュファクチャリングソリューションセンター 横山 潤、武智 洋平
パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社 標準機事業センター 川上 みずほ

電機工業技術功績者表彰は、JEMAが重電部門、家電部門、ものづくり部門、IoT・AI・DX部門の各分野において、新製品・新技術開発などによって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発達に貢献した方々を表彰するものです。

プレスリリース

「溶接深さの全数保証を実現する微細レーザ溶接計測技術の開発」で第73回電機工業技術功績者表彰 最優秀賞を受賞
https://news.panasonic.com/jp/press/jn241021-1
表彰式での記念写真、左から横山 潤、武智 洋平