2025.06.23
私たちの働き方

「続けるべきか、やめるべきか」~社内報制作プロセスの抜本的見直しから得た気づき~

プロセス 関係性

「このまま続けるべきか、それとも––」

社内報「Show your COLOURS」(COLOURS)の編集長を務める海老名さんの頭には、ある思いが浮かんでいました。一人ひとりの「色」を大切にしながら、新しい働き方の発信を目指してスタートした社内報。創刊から1年、確かな手応えを感じる一方で、制作プロセスには様々な課題が浮かび上がっていたのです。

アドバイザーとして伴走した瀬津さんとの対談を通じて、廃刊も視野に入れながら見直しに踏み切った背景と、そこから得られた気づきについて語っていただきました。

瀬津(アドバイザー): 創刊から1年、振り返ってみていかがでしょうか?

海老名(編集長): 最初の頃を思い返すと、本当に手探りでしたね。文章の構成から、タイトルの付け方まで、毎号試行錯誤の連続でした。瀬津さんから多くのアドバイスをいただきながら、少しずつ改善を重ねてきました。

瀬津: 特に課題に感じていた部分はどこでしたか?

海老名: 制作プロセスの負担が大きかったですね。毎月の締切に追われる中で、取材、撮影、編集とタスクが山積み。特に、ポートレート撮影のためのスケジュール調整や、記事のネタ探しには相当な時間を要していました。
そうした中で、「このままのやり方でいいのか」という疑問が徐々に大きくなっていきました。そこで思い切って、4月号を一旦休刊し、原点に立ち返って見直すことにしたんです。

瀬津: その見直しのプロセスで、どのような気づきがありましたか?

海老名: 最も大きかったのは、「本来の目的は何か」を問い直せたことです。
COLOURSは単なる情報発信ツールではなく、職場との関係づくりのためのドアノックツール。そこに立ち返ることで、何が必要で何が必要ではないのかを再考することができました。これまでやってきたからという理由だけで続けるよりも、一度プロセスそのものを抜本的に振り返ってみようと思ったのです。

編集チームで議論を重ねながら、もっと本質的な内容にフォーカスし、より効率的な制作プロセスを構築できないかと考えました。
具体的には、AIを活用した記事作成の導入や、ページ数を半分にするなどの変更を実施。また、関係づくりのドアノックツールとしての目的に立ち返ったことで、社員参加型の新企画もスタートました。

瀬津: 見直しを経て、手応えは感じられていますか?

海老名: はい。見直し後にスタートした「会社の近くいいところ」という新企画が、特に手応えを感じています。社員の方々が会社周辺のお気に入りスポットを紹介する企画なのですが、「○○さんが紹介していたあのお店、実際どうなのですか?」と、話しかけられたという声を聞きました。

紙面が半分になって情報量は以前より少なくなりましたが、伝えたいメッセージはより明確になり、なにより社員同士のコミュニケーションのきっかけづくりという本来の目的に近づけた手応えを感じています。それこそが、見直しによって得られた最大の価値だと考えています。

瀬津: 最後に、この1年を通して学んだことを教えていただけますか?

海老名: 「継続すること」と「見直すこと」、この両方のバランスが大切だと実感しています。ただ漫然と続けるのではなく、時には立ち止まって、本当にこれでいいのか問い直す。その勇気を持つことで、より良い形が見えてくるのだと思います。

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