2025.04.01
私たちの働き方

他部署の好例を、柔軟に取り入れる!広がる!働き方アップデート ファシリテーションのチカラ、活性化する議論。

プロセス ミーティング文化
ワークショップ参加者の皆さん(右端がファシリテーターの青木将幸さん)

テクノロジー本部(T本部)グリーンデバイス開発部(GD部)で実施された部のミッション/ビジョン/バリュー(MVV)策定ワークショップの成功事例が、他部署へと波及しています。

T本部 DAIC AIソリューション部 4課、
課の方向性を検討するワークショップを、7月29日に実施。

センシングソリューション部に属していた課が、データでの価値創出を強化するために、AIソリューション部に今年の4月に統合されました。組織改編に伴い変化した技術開発の方向性に沿って、メンバーが腹落ちして動くために何かできないか、と模索していた課長の丸山悠樹さん。
その時に、GD部のようなワークショップを活用することを思いつきます。
丸山さんはGD部の部長の田中 浩之さんと、ロンドン・デザインセンターでのCTS部課長研修で親しくなっていた縁もありました。

4課の方向性ワークショップも、
GD部のMVVワークショップと同様の方法を採用。

今回のワークショップでは、ファシリテーションの専門家として青木将幸氏を社外から招へいしました。また、市場や顧客の視点を取り入れるため、T本部技術企画部の技術マーケティング課からもメンバーに加わっていただきました。さらに、新しい発想を引き出すため、大阪・梅田のイベントスペースを会場として選び、普段とは異なる環境での開催としました。

ワークショップでは、技術未来ビジョンを起点に、部が取り組むべき社会課題について議論を深めました。参加メンバーは、具体的なアクションにつなげるため、三つの重要な問いを設定しました。

第一に、技術未来ビジョンにおける「有意義な時間の創出」が実現された世界がどのようなものかを描き出すこと。第二に、課として目指すべき開発の方向性、いわば「私たちのダーツの的」を定めること。そして第三に、現在検討中の新規テーマや今後取り組むべきテーマの具体化を図ることです。

外部のプロのチカラを、積極的に借りる

議論内容はかなり専門的でしたが、非専門家にも関わらず青木さんは、議論が進むようなファシリテーションを実現していきます。何が要点で、何を狙っているのかなど、本質を突く質問をしながらの進行。

まさに「家族会議から国際会議まで、さまざまな会議を進行する」(青木さんホームページより引用)の通りであることを実感しました。

ワークショップを開催しての感想、丸山さんに伺いました。

「特定技術分野の専門家が多いメンバー構成のため、当初はどのような議論になるか不安もありましたが、青木さんや技術マーケティング課の皆さんと議論して定めた3つの問いと、青木さんの状況に応じた巧みなファシリテーションのおかげで、活発かつ閉じこもらない、意見で溢れた場となりました。
チームビルディングのためのファシリテーションの重要性を肌で感じました。次のアクションに向けて、私自身も積極的にファシリテーションを学んで、チームをリードし、仕掛けていきたいと思います。」

参加したメンバー、ワークショップの振り返りにて

「普段はなかなか機会のない、深い議論が出来て良かった」
「ワークショップの議論を通じて、技術未来ビジョンが以前より腹落ちできた」
などの感想が出ました。

他部門の例に学ぶ・取り入れる。 社外のプロに頼む。 ちょっとしたことで、結果が変わり、働き方のアップデートにつながる。そんな例だと感じました。

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