What to change 私にとってのPLAY with/堂本 夏菜さん
壁を越えるために「できない」のバイアスを全て手放してみる。
PLAY withが始動して半年後に〝巻き込まれた人〞です。そこには「遊ぶように働く」という言葉があり、ある幹部の方は「PLAY with no rules」と発信していた。それらの言葉に引かれ、支えられながら活動してきました。
印象的なのは、経営幹部の方との距離が近く感じられるようになったこと。これまで幹部の方の言葉といえば、作り込まれた公式の発信で見聞きするものでした。さらに部署内では、幾重にも人の解釈が織り込まれて伝わっていく。心に響くやりとりが双方の課題だったのです。
PLAY withの活動で幹部の方と直接対話する機会が増え、「パナソニックを変えていかなくてはいけない」「ただそのやり方に正解がないので皆の知恵を貸してほしい」と本気の思いを感じました。PLAY withは、このような体感ができる場です。
またPLAY withには、部署間がつながりイノベーションを生まれやすくする目的も。私は新規事業に取り組みながらその恩恵を肌身で感じています。
日々が困難の連続の中、PLAY withで知り合った方の助言で解決方法を見いだしたことが何度もありました。きっと私たちが把握していない所でも、たくさんコラボレーションが生まれていると思います。
PLAY withの活動は人の心を動かすもの。数字で効果を算出して「GO/NO GO」を決めるものではありません。長期間続けていくと厳しい言葉をいただく機会も増えます。その中で前に進む力になるのは、自分たちの意志しかないと感じています。それには自分がやりたい、やっていて楽しいと感じ、今の私たちに必要だと思うものを企画すること。
実現に向けて「できない」というバイアスは全て手放し、「本当に無理なの?」と自分に問いかけながらプロジェクトを走らせてきました。
しかし初めは何千人もいるTeamsに投稿し、何百人も集まるウェビナーの司会をするのがとても怖くて。「スナック1時間」でもママを務めていますが、今も正直自信はありません。

年次も部署も経験もバラバラのPLAY withメンバーは、それぞれに企画を発信し、周りを巻き込み、協力し合いながら多くの活動を推進してきました。年齢やポジションによる発言の大小もなく、自主自立しながら活発に活動する形は、ジョブ型雇用に通ずるものがあります。PLAY withのメンバーは、活動を通して自分たちの働き方や考え方を変えることにも挑戦しているのです。
私が掲げているのは、「PLAY with ニューノーマル」。これからは、他企業との交流や事例にも視野を広げ、新たな風の吹き込み方や継続運営のノウハウを学ぶことにも挑戦したいと思います。
堂本 夏菜さん
Domoto Kana × PLAY with
デザイナー出身、幹部の似顔絵を使った“スタンプ”づくりから活動スタート(ウケていたけれど日の目を見ず?)。「スナック1時間」ではママを務め、オンライン開催に向けての企画や空間構築を行った。社員名鑑のフォーマット制作では、幾度も意見交換を経て見て楽しめる形をつくり上げた。ビジュアルセンスへの信頼を集め、ひたむきで前向きにチームを引っ張っていく。