来客分析サービス事例

データ活用 来客分析サービス

[来客分析サービス] マスク対応アルゴリズムへのアップデートによる属性推定効果について

Vieurekaチーム

弊社で提供中のVieureka来客分析サービスでは、カメラに写った来客の顔情報から年齢や性別などの属性を推定し、マーケティング分析などに活用いただいています。しかし、昨今のコロナウィルス感染拡大により大多数の来客がマスクを着用する状況となり、マスクで顔の下半分が隠れることから年齢や性別などの属性を推定できないという問題が発生していました。

こういった背景から、マスク着用時にも顔属性推定が可能なアルゴリズムの開発に着手し、「パナソニックセンター大阪」でのテスト運用を経て、2020年12月よりマスクを着用したままでも来客の年齢や性別を推定できる機能の提供を開始しました。


「業界初、Vieureka来客分析サービスにマスク装着のままでも属性推定が可能な機能を開発 」(Panasonic Newsroom)


当サービスは、Vieurekaプラットフォームに対応しているため、カメラ内で実行される画像解析アプリケーションを遠隔から簡単に入れ替えたり、アップデートしたりできます。このため、既に当サービスを導入頂いているお客様であれば、現地に行くことなく遠隔からマスク対応のアプリケーションにアップデートいただくことが可能です。(※ただし、マスク対応アプリケーションのご利用には高性能モデルのカメラVRK-C301をご利用いただく必要があります)


Vieuerekaプラットフォーム活用イメージ


今回の機能提供に伴い、あるお客様の店舗にてマスク対応のアプリケーションにアップデートして運用を開始しましたので、その効果について見ていきたいと思います。

まず、アップデート前の1日の性別・年齢構成を見てみます。属性取得率が25%弱となり、高いマスク着用率であることがわかります。そして、男性や若い年齢層の割合が大きくなりました。


マスク未対応アプリケーション利用時の1日の性別・年齢構成


次に、マスク対応アルゴリズムにアップデート後の1日の性別・年齢構成を見てみます。アルゴリズムのアップデートにより、不明が大幅に減り、属性取得率が75%強となりました。女性と男性の比率は半々で、年齢はアップデート前と同様に20代から40代の比較的若い客層になりました。


マスク対応アプリケーション利用時の1日の性別・年齢構成

アップデート前のデータでは若年層の男性客が多いという結果でしたが、アップデート後のデータでは来客の男女の比率は同程度であるという結果になっています。このように結果が変化した要因としては、アップデート前にはマスクを着用していない来客の属性のみを推定していたため属性を取得できた来客の層に偏りがあり、全体傾向を捉えることが出来なかったからだと考えられます。また、このようなアップデート前後の結果の比較から若年層の男性のマスク着用率が低いことが示唆されます。

この店舗では、アップデートによってマスクの有無にかかわらず属性を推定することが可能になり、高い属性取得率が得られることになったため、属性を取得した来客の層の偏りがなくなり傾向分析もしやすくなりました。この結果から、性別に関係なく若い年齢層に向けたマーケティング施策を行うことでさらなる顧客の獲得を期待できそうです。もしくは、高年齢層向けの施策を行い、新たな客層の獲得も行う必要があるかもしれません。

このようにアプリケーションをアップデートすることで来客の属性取得率が大きく改善し、データ活用の幅が広がるなど大きな効果があることがわかりました。


Vieureka来客分析サービスはお客様のニーズや社会情勢に応じて日々進化を続けています。Vieurekaプラットフォームの対応により、アップデートも簡単に行うことができるため、サービスをご利用中の他のお客様に対しても順次アップデートを行っています。


Vieureka来客分析サービスは、システムを導入して終わりではなくニーズや要望に応じて進化を続けていくサービスとして、今後も機能改善や機能拡張などアップデートを行っていきますのでご期待ください。